主婦が通信制高校を目指す時に絶対に知っておくべきこと4つ

中卒だとパートで働くのも難しいという理由から、通信制高校を目指す主婦の方は多いです。

この記事では、その時に役立つポイントを4つ紹介します。

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主婦だと浮くのではないか?という不安

赤ちゃん育児中の母親の写真

大丈夫です。特に公立の通信制高校の場合は、様々な年齢層、状況の方が通われています。もちろん子持ちの主婦の方も珍しくありません。実際託児室が使える通信制高校もあるくらいです。

スクーリング(通学での授業)に参加している生徒も、年齢や状況がバラバラです。何よりも全日制高校と比較して、通信制だと集団で活動する機会がほとんど無いので、浮きようがありません。

気になるのは、子育てや家事、パート等をしながら卒業出来るのか?という点だと思いますが、元々通信制高校自体働いている大人のために開かれた高校ですので、働きながらでも卒業出来るプログラムで組まれています。

過去いずれかの高校を退学した方は、その高校で取得した単位を引き継げますので、詳細を解説します。

以前の高校を退学していた場合

退学した高校で取得した単位と、在籍期間は引き継げます。

通信制高校の卒業要件として、3年以上の在籍と74単位以上取得する必要があります。

通学制の全日制高校を退学していた場合、単位の認定は基本年度末の3月になりますので、引き継げる単位は次のようになります。

高校1年の途中で退学した場合

→在籍期間(月単位)は引き継ぎOK。単位の引き継ぎはゼロ。

高校2年の途中で退学した場合

→在籍期間(1年間+月単位)+高1で取得した単位の引き継ぎが可能(約30単位)

出席日数やテストが問題なければ、基本的に1年間で約30単位認定されますが、それよりも少ない可能性もあります。

詳細は退学した高校で、単位修得証明書を発行できますので、退学した高校に問い合わせてみて下さい。

単位修得証明書について

学校教育法第28条では、

指導要録及びその写しのうち入学、卒業等の学籍に関する記録については、その保存期間は、二十年間とする。

とされています。

ですので退学から20年を超えている場合は、記録が残っていない可能性もありますが、残っている場合もありますので、ダメ元でも退学先の高校に問い合わせてみるべきです。

現在何らかの仕事をしている場合

実務代替という制度があり、今の仕事が通信制高校の教科・科目と関係していた場合、その仕事自体が単位になります。

最大で9単位前後ですが、その分の学費と単位取得にかかる時間を抑えられます。高校により実務代替が出来る所とそうでない所がありますので、詳細は希望の通信制高校に確認してみて下さい。

公立、私立の選択|学費について

それぞれの特徴として

  • 公立は学費が安いが都市部にしかなく、スクーリング(通学)日数が多い
  • 私立はスクーリング日数を減らせ、サポートも厚いが、学費が高め

という特徴があります。それぞれの詳細を解説します。

※ 完全に自宅で学習できる通信制高校はありません

公立の通信制高校の学費と特徴

格安で年間で最大21,000円程度になります。

詳細:公立通信制高校で必要な費用と、さらに安くする方法

ただし、基本週1ペース(土曜か日曜)でスクーリングを受ける必要があります。そのため、家から距離がある場合や、週1の通学が難しい方には向いていません

学費が安いため、レポート作成のサポートも私立ほどではありません。

私立の通信制高校の学費と特徴

高校によりバラつきはありますが、平均的な学費として年間10~20万円になります。
就学支援金を活用した場合。

私立の特徴として、スクーリングの日数が抑えられる点です。最小年間4日間程度でOKです。

詳細:スクーリングの少ない通信制高校はここ!公立、私立の年間日数を解説

週1でのスクーリングではないため、都市部に住んでいない(公立の通信制高校から離れた場所に住んでいる)方も卒業しやすいです。

まとめ

主婦の方が通信制高校を目指す場合、退学した高校で取得した単位と、在籍期間は引き継げます。

都市部に住んでいて、週1のスクーリングが可能な方は公立の通信制高校向け、
スクーリング日数は出来るだけ減らしたい、自主学習が苦手な方はサポートが厚い私立の通信制高校向けといえます。

通信制高校には、育児中の主婦の方も決して珍しくありません。
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