自分自身の進路に関わる高校の面接は、とても不安だと思います。
この記事ではその不安感が軽くなる、通信制高校の面接はこうすればOK!というポイントを6つ紹介します
▶︎「高卒」と「専門」を同時に学べる通信制高校でなりたい自分になろう!
目次
1 高校側の面接の目的を掴んでおく
基本的に通信制高校の面接官は、あなたに入学して欲しいと考えています。実際ほとんどの志望者は合格しています。
理由はシンプルで、入学すると高校の経営が安定する(通信制高校が儲かる)ためです。
基本的にというのは例外があり、入学して学校側に迷惑をかけそうな人には来てほしくないとも考えています。もしそんな人が入学し、犯罪でも起こしてTVやネットに
○○高校の生徒が問題を起こしました!
等と出ようものなら、世間に対してマイナスイメージになり、生徒が寄り付かなくなってしまいます。
大人の事情ではありますが、学校側に迷惑をかけそうな人や、あまりにもやる気のない人は入学してもらっても良くないです。通信制高校の面接は、それを見定めるための面接だと面接官の立場、目的を理解しておけば、楽に望めます。
2 どんな面接か?を把握しておく
ほとんどの通信制高校が1対1の面接で、集団面接ではありません。(高校により、保護者同伴のところとそうでない所があります。)通信制高校には不登校経験の生徒も多いため、そこは高校側も汲んでいます。
時間については、基本20分程度で、高校により10~30分程度とやや幅があります。
面接の形は事前に高校側から伝えられなければ、
1対1か、保護者同伴か、集団面接か、時間は何分くらいか
を事前の学校説明会か、メール等で確認しておくと安心感があります。
3 面接時の服装や髪の色について
面接時の服装については、新入学の方(中学卒業からすぐに通信制高校への入学)であれば無難なのは中学の時の制服です。
転校(転入学)、もしくは編入であれば中学の時の制服が着れない場合もあると思います。その場合は、入学してからも基本私服での通学のため、常識的な服装であれば私服でも問題ありません。襟付きのシャツであればベストです。(ジャージは止めた方が良いです)
髪の色については、入学してからも基本自由の通信制高校がほとんどですのでそれほど気にかける必要はありませんが、ド派手なピンクや赤色、金色は避けたほうが無難です。軽い茶色くらいであれば問題ありません。
4 面接時の答え方について
聞かれた事に対して、敬語で受け答えすれば大丈夫です。
逆に言うと、タメ口で答えない方が良いです。当然ですがスマホの電源は校内に入る前にオフにしておきましょう。会話が気まずいので面接中にスマホを見るのはNGです。
5 面接で聞かれる事が多い質問
基本のラインとして、その通信制高校に入学したい意思を伝えれば大丈夫です。次の3項目は、ほぼすべての通信制高校で聞かれるため、事前に準備しておきましょう。
- その通信制高校を希望した理由
- その高校に入って何をしたいか?
- 高校を卒業したらどんな自分になりたいか?
通信制高校には不登校経験者が多いため、それを引け目に感じる必要はありません。
志望理由について
例えば「家から近かったから。」よりも、なぜその通信制高校か?を明確に伝えられるとベストです。
「不登校経験者へのサポートがしっかりしていたから」
「やりたい事に集中できそうだと感じたため」
等でもOKですが、その高校に入学したい理由を自分の言葉で伝えられるとベストです。
高校毎に公式発表されている面接で重視している点を紹介します。
N高等学校
ご本人の「今現在の学力」ではなく「将来こうなりたい!」「今の自分を変えたい!」という前向きな意欲を重視します。
引用元:N高等学校
ルネサンス高校
これからどのような目標に向かって勉強していきたいのか、自分の夢は何なのかといった、 将来に向けての希望をしっかり持っているかどうかが大事。もちろん、「今はそんなに明確な目標を持っていない」という人でも、 「通信制高校で何かを見つけたい」という気持ちがあれば、それで大丈夫でしょう。
引用元:ルネサンス高校
ヒューマンキャンパス高校
どんな理由でヒューマンキャンパス高校に入学したいと思ったか、
高校を卒業したらどんな自分になりたいかを自分の言葉で話す事引用元:ヒューマンキャンパス高校
共通しているのは、これからどうなりたいと思っているのか?という点ですね。
それが特に今の時点では見えない人もいると思います。そんな時は正直に
「今はどうなりたいかは見えていませんが、通信制高校に入って、自分の将来に繋がる何かを見つけていきたいです」
という気持ちを伝えれば良いです。
6 面接で緊張しない方法
あがり症で不安な人もいると思いますが、次の4つのポイントをおさえておけば大丈夫です。
面接で聞かれる事に対して用意しておく
上記の質問項目に対しての答えを、あらかじめ考えておくか、そうでないかでは緊張感が大きく変わります。
裏技として、事前の説明会の時に学校の方に「面接ではどんな事を聞かれるんですか?」と聞くのも有りです。学校側からするとやる気のある生徒だと見られますし、その説明会の担当者が面接する可能性もあります。
人は知らない人や初対面の人と接する時にはどうしても緊張しますので、説明会で学校の人と出来るだけ会話しておけば当日の緊張感もやわらぎます。
学校説明会・個別相談に出ておく
理由は2つあります。1つ目は説明会や個別相談に出ることで、少しでも大人に接するのに慣れる事が出来ます。
2つ目は、その高校の先生や担当者がどんな人かがわかるためです。説明会の時に担当者が笑顔で接してくれたのであれば、それだけで面接当日の緊張感も軽くなります。
面接当日のシュミレーションをしておく
面接当日の詳細については学校側から知らされますが、当日は学校のどこに行くのか?は必ずおさえておきましょう。
高校により、まずは職員室を訪ねて「○時から面接の○○です」と伝えてから控室に行くケースと、あらかじめ控室が決まっていて、そこで待機する場合もあります。
面接時間からさかのぼって、当日は何時に家を出るのか、電車やバスを使うのであれば、何時のバスであれば余裕を持って到着できるのかは必ずチェックしておきます。
当日面接室に入ったら、面接官から何か言葉をかけられるケースがほとんどです。もし何も声をかけられなければ、すぐに椅子に座るのではなく、椅子の横で立ったまま「○○科を受験する〇〇です。よろしくお願いします。」と面接官に挨拶し、指示を待ちます。
可能であれば、事前に高校か近くまで実際に行き、下見をしておくと当日は安心感があります。
緊張した時の対処法を持つ
面接ではある意味緊張して当然なので、緊張した時の対処法(軽くなる方法)をあらかじめ準備しておきます。
1番簡単なのは、緊張したな(自分の呼吸が早くなったり、心臓がドキドキしているな)と感じられたら、大き目に息を吐いて、身体をリラックス状態に持っていくことで気持ちのリラックスを作る方法です。
他には緊張したなと感じられたら、緊張している自分の呼吸や身体に意識を向けるのではなく、本来の目的を意識します。本来の目的は面接で緊張しない事ではなく、その高校に入学するために、面接官にやる気を感じてもらったり、問題を起こす生徒ではなさそうだと感じてもらう事です。
緊張してもそこに意識が向けば、面接官にしっかりと声を届けられたり、あなたが笑顔で接する事の方に意識が向き、緊張感も自然とほぐれていきます。
その他の方法については、絶対に緊張しない方法7つの記事が参考になります。
まとめ
通信制高校の面接は、学力を見るためのものではなく、
- 入学したい気があるかどうか
- 問題行動を起こさない生徒かどうか
を確認する目的で行われます。
緊張すると思いますが、緊張しながらでもあなたの入学したい意思を伝えれば大丈夫です。