通信制高校から看護師になるには、いずれかの通信制高校を卒業後、
- 看護学校に進学する(3年、または4年)
- 3年制短大の看護系学科に進学する
- 4年制大学の看護系学部に進学する
のどれかになります。上記3つのどれかを修了することで看護師の国家試験の受験資格が得られます。
通信制高校を卒業しただけでは、看護師の受験資格は得られません。
上記のルートで最も難易度が低いのは、通信制高校卒業後、看護学校に進学するルートです。気になるのは、この看護学校の入学試験に合格できるかどうか?だと思います。
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通信制高校から看護専門学校の合格は可能
看護学生お悩み相談掲示板には、リアリティのある書き込みが複数あります。独学で看護学校に入学した方もおられるようです。
看護学校から過去の入試問題も出ているので、通信制高校入学後、それを解いてみると自分の実力を測ることが出来ます。(ネット上で公開している看護学校もあります。)主な看護学校の受験科目は、国語、英語、数学、生物等です。
通信制高校から大学に合格する人も多くいるので、同様に看護学校に合格することも、もちろん現実的に可能です。ただ、それを踏まえて大学進学率の高い通信制高校を選択した方が、看護学校入学の勉強も進みやすいです。
特に飛鳥未来高等学校や第一学院高等学校は、大学進学率が高いです。こちらから2校含む複数の通信制高校の資料を無料で請求できますので、比較検討してみて下さい。
看護師の採用面接で通信制高校を選択した理由を聞かれた場合
看護学校の面接試験時に通信制高校を選択した理由を聞かれるケースもあります。
要は面接官に「この人なら看護師としてやっていけそうだな」と感じてもらえれば良いので、もし採用にマイナスになりそうな理由であれば、すべて正直に言う必要はありません。面接ではあなたの看護師になりたいと思った情熱を伝えればOKです。
医療関係の内容が学べる通信制高校
看護科のある通信制高校はありませんが、通学しながら看護の勉強が出来る通信制高校を2校紹介します。
ヒューマンキャンパス高等学校 メディカルクリニック(医療)コース
全国各地にキャンパスがあります。病院や街のクリニック等の医療施設と提携しており、そちらでの現場体験も可能です。
看護師と関連性のある医療事務、医療秘書の仕事を目指す事も可能なコースです。
何でもそうですがやってみて改めて向いているかどうかがハッキリと感じられる事も多いので、看護師により近い体験が出来る点が良いですね。
相生学院高等学校 看護医療進学コース
※注 こちらのコースは募集終了されています。
相生学院高等で高卒資格を取得し、提携校で看護学校進学のための勉強をするシステムです。
そのため、神戸市の提携校に平日毎日2時間通学する必要があります。関東圏の人は無理ですね。
提携校分の学費が毎年64,800円~172,800円かかるのがネックですが、提携校への出席7割以上で看護学校への合格保証制度があるのが強みです。
まとめ
通信制高校を卒業して看護師になるルートは冒頭の3つですが、通信制高校ではなく5年生の看護科のある高校(全国に78校有)を卒業すれば、高卒資格と同時に看護師の受験資格を得ることが可能です。
こちらのルートだと、最短で5年ですので、通信制高校卒業後に看護学校に入学する方法と比べると1年短く済みます。
ただし、こちらの方法は不登校が理由で通信制高校を選択された方には少しハードルが高いです。
通信制高校を卒業後、看護学校に合格した人は多くいるので、自分自身に合った方法を選ぶ事が目標達成にも繋がると思います。