スクーリングの少ない通信制高校はここ!公立、私立の年間日数を解説

投稿日:2017年12月20日 更新日:

授業を受ける女子高生の写真

スクーリング(登校での授業)で学校に行くのは嫌だなと感じられるかもしれませんが、スクーリングなしの通信制高校は無く、卒業のためには避けて通れません。

というのも、通信制高校の卒業要件として74単位以上の取得が必要ですが、単位取得のためにはスクーリングが欠かせないためです。

日数については、公立と私立でかなり差があります。この記事ではその差と、スクーリングの少ない通信制高校を解説します。

公立の通信制高校の場合

公立の場合のスクーリングは、基本週1日ペースです。働いている人も通いやすいように、原則日曜に実施されている高校が多いです。

高校によっては、平日や平日の夜、夏や冬に集中的にスクーリングが行われている所もあります。

週1ペースとして、公立のスクーリング年間日数は約50日になります。

日曜はどうしても休みたい、遊びたいという方には向いていませんが、週1なら間が空きすぎないので、非常に通いやすい間隔だと感じます。1回通学してからの間が空きすぎると、次に行くのも足が重くなりやすいです。

スクーリングの形としては、ほとんどの公立高校で全日制と変わらない授業形式で行われています。

学費が安いのが公立の最大のメリットですが、基本的に都市部にしかありません。都市から離れた場所に住んでいる人にとっては週1の通学はきついところです。

スクーリングの少ない通信制高校4校

いずれの高校も

  • 年4~5日のみ集中して通うパターン
  • 週1~5日、通学の曜日を選択するパターン

が用意されています。

全国各地にスクーリング会場がある、有名な私立通信制高校のスクーリング日数と様子を解説します。

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第一学院高等学校 年4日間

通信制高校なのですが「通信型」と「通学型」の2つがあり、スクーリング日数が大きく変わります。

通信型

年1回4日間の集中スクーリングで、宿泊を伴います。
高萩本校(茨城県高萩市)、養父本校(兵庫県養父市)のいずれかに参加する必要があります。

通学型

週1~3日通学、または週5通うタイプから選択します。宿泊を伴うスクーリングはありません。

全国主要都市を中心に52キャンパスとスクーリング可能な都市が非常に多いのが特徴です。

N高等学校 年5日間

N高等学校は、ネットコースと通学コースでスクーリング日数が大きく変わります。

ネットコース

ネットコースの場合は、年間5日程度です。沖縄県伊計島に宿泊するタイプと、全国11箇所の主要都市に宿泊無しでスクーリングするタイプから選択できます。

以下の都市でN高の宿泊無しスクーリングに参加できます。

東京、札幌、仙台、新潟、名古屋、大阪市、広島県福山市、福岡市、沖縄県うるま市

N高等学校の資料より引用

通学コース

週1、3、5日から選択できます。通学場所は東京、大阪、横浜、大宮、千葉、名古屋です。

NHK学園高等学校 年4日間

コースが4つあり、月1~2回と、年間4~10日程度のスクーリングに分かれます。

ネット学習コース・ベーシックコース

両コース共、月1~2回のスクーリングでOKです。

両コース共、東京本校では土日月火から選択できますが、協力校(ネット学習コース:全国主要都市39会場、ベーシックコース:全国主要都市33会場)は日曜のみになります。

ネット学習集中コース

年間4日程度の集中スクーリングです。

東京、北海道、宮城県、大阪府、広島県、福岡県で実施されています。バラバラで年4日ではなく、連続する4日間になります。(宿泊は自由です)

ネット学習Do itコース

不登校の方向けのコースで、スクーリングは年間5~10日。
東京、札幌、盛岡、仙台、名古屋、大阪、福岡で実施されています。

ルネサンス高等学校 Webコース 年4日間

最短年4日の集中スクーリングが可能です。

集中スクーリングの場所は茨城県、愛知県、大阪府のいずれかですが、東京駅や名古屋駅に集合してからチャーターバスでの移動ですので、アクセスは簡単です。

スクーリングは宿泊型であれば、男子(女子)スクーリング、親子スクーリング、成人スクーリングから選択できますし、日帰りでのスクーリングも行われています。
(大阪校の場合は、2泊3日の宿泊型か、土曜日通学型、平日通学型から選択します。)

その他私立3校のスクーリング年間日数

飛鳥未来高等学校

年間20日間程度のベーシックコースか、週1、3、5日通うコースから選択ます。

キャンパスは全国主要10都市にあります。(札幌、仙台、東京、千葉、横浜、名古屋、奈良、大阪、広島、福岡)

屋久島おおぞら高等学校

週1、3、5日いずれかを選べます。

キャンパスは全国に36箇所有り、全国主要都市に加えて、下記の都市でもスクーリング出来ます。
(新潟市、松本市、岐阜、姫路、岡山、福山市、高松市、松山市、佐賀市、熊本市)

特徴としては、屋久島へのスクーリングが必須な点です。(3年間で合計3回。1回4泊5日のスクーリング。)

鹿島学園高等学校系列

鹿島学園高等学校、鹿島朝日高等学校、鹿島山北高等学校と姉妹校提携を結んでおり、全国47都道府県をカバーしています。

いずれもコースは共通していて、週1~5日のいずれかを選択できます。

自宅学習制だと、年間8日程度になります。(プラス特別活動10時間ほど。)
ただし、自宅学習制は、基本キャンパスから遠方の人のみになります。

まとめ

スクーリングは学校によって日数の差はありますが、通信制高校卒業のためには欠かせません。

不登校が理由で、スクーリングの少ない通信制高校を探しておられる方も多いと思います。その場合、少なくとも週1程度のスクーリングがお勧めです。

年1回4、5日程度だと「その時だけ頑張れば良い」と感じられるかもしれませんが、普段ほとんど外出しない状況だと、そこに行くまでのハードルが高いですし、それを落とすと必要な単位も取得出来ないからです。

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