通信制高校での不登校経験者の割合は非常に高いです。文部科学省が平成23年に実施した調査では、
43%の通信制高校が不登校経験者が5割を超える
と回答しています。もはや少数派どころか多数派です。
引用:文部科学省 高等学校通信教育の質の確保・向上方策について P.6(参照:2019-05-24)
不登校経験があると、一見とにかくスクーリングが少ない通信制高校が良いと感じられるかもしれません。年間4日の通学でOKの高校もありますが、気になるのは卒業後に社会に出て働けるかどうかだと思います。
年4日の通学で仮に卒業できたとして、それ以外の日はすべて自宅でひきこもっていたのでは社会に出るのが怖くて当然です。
そこでこの記事では、社会に出て生きていく力(コミュニケーション力、社会適応力)の向上を重視している通信制高校を5校紹介します。
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トライ式高等学院と提携している通信制高校5校
トライ式高等学院自体はサポート校ですが、通信制高校単体では難しい不登校経験者への細やかなサポートをされています。
自宅から出れない生徒にも対応している「自宅型コース」があり、
- カウンセラーが自宅へ週1~4日訪問し、生徒と保護者のカウンセリングを実施
- 部屋から出られない生徒には、ドア越しの語りかけや置手紙からスタート
と本気で関わってくれます。ここまでのサポートは他校では見られません。自信が付いてきたら、キャンパスに少しずつ通学できます。トライ式高等学院自体が、
何らかの理由で人生につまずいた生徒が立ち直っていくプロセスをサポートする事
を使命としており、不登校に特化したサポート校でもあります。
人間関係構築のトレーニングも重視しており、スキルを高めるためのレクリエーションや授業が開催されています。
教務部長の木村さんはひきこもらない生き方という著書を書かれていますが、そちらでは不登校やひきこもりからの成功事例がいくつも掲載されています。
キャンパスは全国47都道府県(60箇所)にあり、↓のいずれかの通信制高校に入学する事になります。
鹿島学園高等学校、日本航空高等学校、高松中央高等学校、ルネサンス高等学校、鹿島朝日高等学校
上記の高校とトライ式高等学院の詳細な資料は↓から一括で請求できます。
サポート校に通う分の費用がプラスでかかるのがデメリットですが、卒業後に社会で生きていく力が得られるのであれば、その未来には代えがたい価値があると思います。
その他の通信制高校
第一学院高等学校は個別指導に対応し、生徒だけでなく保護者も含んだカウンセリングを実施しています。
NHK学園高等学校の「ネット学習 Do itコース」では、生活技術や日常的な生活能力向上を目的としたカリキュラムが含まれています。
両校とも不登校に特化している訳ではなく、サポート校通学は必須ではないのでサポートは軽くなりますが、費用はその分安くなります。
↓から無料で資料請求できますので、比較検討してみて下さい。
まとめ
今回ほとんどの広域通信制高校を調べてみたのですが、不登校経験者のサポートに力を入れている所は、思っていたよりもありませんでした。
トライ式高等学院であれば、途中で大学進学を目指したい方は「特進科」への変更も可能です。「家族が子供にどう接するのがベストなのか」のサポートも受けられますので、具体的に出来る事が見えると希望にも繋がります。