通信制高校のスクーリングの頻度は高校やコースによって様々ですが、最も気が重く感じられるのが年に1回の泊まりを含むスクーリングだと思います。
初対面の人と合うだけで疲れるのに、遠方に行くのも疲れます。初めての場合は何をやるのかわからない不安感もあると思います。
この記事では、通信制高校のスクーリングに行きたくない時の対応法を3つ解説します。
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1 行かなかった場合にどうなるか?を考えてみる
当然ながらスクーリングに参加しないと単位が取得できないので、卒業できません。中卒のまま社会に出るか、3年では卒業出来ない結果になります。
中卒の場合は働く場所も限られます。通信制高校をご自身で選択した場合、自分が決めた事を出来なかったという自信喪失にも繋がります。そうなるとこの先大丈夫だろうか?という不安感もより強くなってくるのではないかと思います。
2 行った場合、どんな感じなのか調べてみる
集中スクーリングの様子は、ほとんどの高校が公式ブログに様子をアップされています。特に体育は必修科目なので参加必須ですが、どの高校も長縄跳びやドッジボール等、非常に緩い感じで行っています。
詳細:通信制高校の授業|体育の様子と音楽、美術を取らずにすむ理由
参加した場合のイメージがわくと、足を運びやすくなります。
特に宿泊の場合、気になるのは毎回の食事や宿での会話だと思います。一緒にいる時間も長いので、何を話せば良いのか不安になりますよね。普段同年代と会話する機会が無いとプレッシャーに感じられると思います。
宿泊スクーリングでの食事や宿での会話について
友人を作りたくなければ、無理に会話する必要は無いと思いますが、出来れば少しでも他の参加者と会話してみるのをお勧めします。理由としては、自分自身と同じ様な状況の人が他にもいるんだと感じられるだけで、気持ちがグンと楽になるためです。
いじめを受けておられた方は、いじめられるんじゃないかという不安感もあるかと思いますが、通信制高校は元々いじめが起こりにくい環境です。というのも、特に宿泊の場合は、みんな知らない者同士なので、参加者から無視されるような状況ではありません。
通信制高校の不登校経験者は、5割を超える高校もあるくらい、辛い体験をしている人が多いです。いじめられる心配は無用です。
具体的な声のかけ方等は通信制高校での友達の作り方3つ|こう話しかければOK!の記事をご参照下さい。
3 気分本位ではなく目的本位の行動を取ってみる
スクーリングに行くのが怖かったり、気が重いのは事実だと思います。ただ、怖いから行かないという気分を重視した行動をとった場合、その自分を好きになりにくいのではないでしょうか。
怖い気持ちは気持ちとして受け入れて、怖いままあなたの目的に合った行動をとってみて動いてみて下さい。動けば気持ちは変わってきます。
怖さは嫌な感情ですが、シンプルに怖いだけで実害はありません。怖いだけですので、怖いままやってみて下さい。
※もし「人(他の生徒)が怖い」という場合は、できるだけ他の参加者の顔を見るようにしてみて下さい。見ると相手の状態がわかりますし、相手の状態がわかると近寄っても良い人と、近寄らないほうが良さそうな人の判別もつきやすいです。
それでもスクーリングに通えない場合は
通信制高校を卒業できなかった場合、最も大きなデメリットはこの先どうなるんだろうか?という不安感がつきまとう事だと思います。
将来の不安を軽くするためにも、スクーリングに行って卒業するのをお勧めします。現状の通信制高校でサポートが弱い場合は、他の通信制高校に転入(転校)するのも1つの方法だと思います。