高等専修学校と通信制高校の違いは大きく分けると以下の2つです。
- 高卒資格が取得できるのは通信制高校のみ
- 仕事に直結した資格が取得できるのは高等専修学校
高等専修学校の特徴と合わせて、詳細を解説します。
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高等専修学校の特徴
高等専修学校は、専修学校高等課程ともいわれています。
もともと仕事に直結した能力を身に付けるための学校です。ここが通信制高校と比較しての強みです。国家資格である看護師や美容師、自動車整備士などの養成機関になっています。
通信制高校と同じく、中学校卒業者であれば入学資格があります。
修業年限は1年以上
通信制高校を始め、高等学校の修業年限は3年以上ですが、高等専修学校の修業年限は1年以上と短めです。
大学入学資格は得られる
高卒資格は得られませんが、高等専修学校で
修業年限3年以上かつ総授業時数が2,590 時間(74単位)
の条件を満たせば大学入学資格が得られるのも大きな特徴です。
引用元:文科省資料
高等専修学校に通いながら高卒資格を取得する方法
技能連携校の仕組みを使えば、高等専修学校に通いながら、高卒資格も取得可能です。
ただし、いわゆるダブルスクールになり、週5でフルに通う必要があります。中学時代に不登校だった方には向いていない仕組みです。
まとめ
高等専修学校は、この仕事がしたい!という目的意識が明確な方向けです。
1番のデメリットは、中学卒業後に高等専修学校に入学すると、中卒扱いになる点です。
仕事に直結した資格を取るのであれば、高校卒業後に専門学校に入学する方法もあります。
通信制高校であれば、サポート校がある高校もあるため、中学で不登校になったが、今後どうしようか決め兼ねているという人は、高等専修学校よりも通信制高校の方が向いています。