「サポート校 フリースクール 違い」というワードで検索してこの記事を読まれている方は、以下の2パターンに別れるのではないかと思います。
- シンプルに違いを知りたい方
- 小学校、中学校とフリースクールで過ごし、そのスクールが通信制高校と提携していて、進路を迷われている方
2の方の場合、フリースクールが通信制高校のスクーリング対象になるかどうかについても気になる点だと思いますので、まずはそこから両者の違いを解説します。
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通信制高校のスクーリング対象になるかどうか
結論からお伝えするとフリースクール、サポート校両方とも、そこで通信制高校のスクーリングが受けられる場合もあれば、そうでない場合もあります。
そのフリースクール、サポート校が技能連携校(技能教育施設)となっている場合に限り自治体によっては通信制高校のスクーリング対象となります。
詳細は各フリースクール、サポート校に確認するのが1番です。
続いて両者の目的の違いを解説します。
目的の違いについて
サポート校の目的
サポート校は、通信制高校の生徒が高校を卒業するためのサポートを行うスクールです。サポート校と提携している通信制高校に入学し、その高校を卒業するために通う塾的なイメージです。
サポート校ではレポート作成等の学習面と、生活面の支援を受けられます。高校を卒業するだけでなく、その後社会に出て自立する力を伸ばしたいという目的で通う方も多いです。
詳細:通信制高校のサポート校とは|メリットデメリットを解説
フリースクールの目的
フリースクールの主な目的は、不登校の生徒が家にひきこもらないための居場所となる事です。
細かな定義は無いため、フリースクール毎に目的や特徴がやや違います。学校復帰が主な目的のスクールもあれば、仲間作りが主な目的のスクールもあります。
フリースクールによっては、高認取得後、大学受験を目的としている所もあります。
詳細:適応指導教室とフリースクールの違い5つとそれぞれの特徴
通う人(生徒)の違い
どちらも不登校を経験している人が多いという点は共通しています。
サポート校に通うのは通信制高校の高校生ですが、フリースクールは高校生を含め、小中学生から20才くらいの方までを対象としている所が多いです。
内容の違い
サポート校で何をするか
サポート校は基本的に授業形式でカリキュラムが組まれています。授業形式で、個別対応の学習支援も受けられるのが特徴です。通学は週1~5日まで選択可能。
サポート校によってはお花見等の課外活動や、トライ式高等学院のように声優さんが教師となり、授業を行っている所もあります。(参加不参加はいずれも選択可能)
フリースクールで何をするか
フリースクールは、決まった授業形式の学習カリキュラムが組まれている所もあれば、個別の学習支援をしている所もあります。
いつ来ても、いつ帰っても自由な居場所を提供していて、その名の通りフリーなスクールも多いです。
費用面について
サポート校は週に何回通学するかによって変わってきますが、平均的に週1だと月々15,000円(年間18万円)、週5だと月々40,000円(年間48万円)程度です。基本的に年払いです。
フリースクールは平均的に月2~3万円程度かかります。月払いのところが多いです。
まとめ
小学校、中学校の時にフリースクールに通っていて、そのスクールが通信制高校と提携している場合は、サポート校に通うよりもそのフリースクールに通いながら高卒資格を取得するのが向いています。
それ以外の不登校経験者の方は、サポート校を利用して高卒資格を取得するのが向いています。サポート校と通信制高校の資料は、↓から一括で無料請求できますので比較検討してみて下さい。