株式会社立通信制高校の特徴、メリットとデメリット

投稿日:2018年2月14日 更新日:

通信制高校は公立か私立が多いですが、株式会社が設立した通信制高校も16校あります。(2021年時点)

知名度の高い株式会社立通信制高校

  • 第一学院高等学校
  • 代々木高等学校
  • ルネサンス高等学校
  • ECC学園高等学校
  • 鹿島山北高等学校

引用元:wikipedia

株式会社立とはいえ、高校卒業のための要件は公立や私立と何ら変わりませんし、就学支援金も適用されます。通う側からすると私立の通信制高校との違いはわかりにくいと思います。

この記事では、株式会社立通信制高校の特徴とメリット・デメリットを解説します。

株式会社立通信制高校の特徴3つ

ほとんどが広域通信制で本校は地方にある

これは株式会社立通信制高校は、構造改革特区の制度を使って設置された学校だからです。構造改革特区は、地方活性化を図るために設定された区域ですので、都市部ではなく地方になります。

学校設立までのハードルが低い

私立の高校を設立するためには、学校法人である必要があります。

学校法人として認可されるためには、規定の広さ校地や校舎を所持している必要があります。

構造改革特区の制度を使えば、校地や校舎を担保無しで保有してなくともOKですので、学校設立のハードルがグンと下がります。

自由で柔軟性の高いカリキュラムが組みやすい

株式会社立の高校は、私立よりもカリキュラムの自由度が高いです。

構造改革特区制度では、

多様な教育カリキュラムを認める特区

という特別措置が取られています。

基本的に株式会社立の通信制高校の母体は、何らかの教育に携わっている会社がほとんどです。(英会話のECC、塾を運営している株式会社ウィザス、株式会社代々木高校など)それまで培っている教育方法を活かしながら運営されています。

設置会社の特性を生かしたカリキュラムを組み込めます。

デメリット

歴史が浅い

日本で通信制のみで高校を卒業できるようになったのは1955年からですが、株式会社立通信制高校が認可されだしたのは、構造改革特区制度以降の2004年からです。

通う側からすると、信頼性の面で不安感が出るのも無理はありません。

基本集中スクーリング

基本的に地方にある本校でのスクーリングが欠かせません。年1回、3~4日程度の集中スクーリングを実施している高校が多いです。

第一学院高等学校であれば、高萩本校(茨城県高萩市)もしくは養父本校 (兵庫県養父市)。

ルネサンス高校であれば、年1回茨城県大子町でのスクーリングが必須です。

もちろん自宅を離れる良い機会にもなりますので、これはメリットにもなりえます。

メリット

通う側が受ける一番のメリットとしては、株式会社立の通信制高校は、質の高い教育サービスを追求せざるを得ない点です。

私立の学校を設立出来る学校法人は、税制面で優遇されていて法人税がかかりません。株式会社だと、学校法人に比べて設立しやすいのですが、法人税を払いつつ運営を続けられるだけの収益を出し続ける必要があります。

つまり運営を続けている株式会社立の通信制高校は、学生にとって魅力的な教育サービスを提供し続けている学校といえます。

もちろん他の私立の通信制高校も、魅力的な教育サービスを追求しています。私立か株式会社立かにこだわるよりも、その高校が今のご自身に合うかどうかを見るのが大切だと感じます。

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