自宅から入学している通信制高校まで距離があり、通うのが難しい生徒の助けとなるのが協力校です。
通信制高校といえど、スクーリングやテスト等、年に何度かその高校まで通う必要があります。
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通信制高校における協力校とは
簡単にお伝えすると、
自宅から本校まで距離がある生徒のために、本校まで通わなくともその協力校に通うことで単位取得出来る制度の事
です。
協力校ですべて事足りるのかというとそういう訳ではなく、いくつかの条件があります。
協力校では、添削指導はできない
場所を貸しているイメージですので、当然といえば当然です。
協力校の主な役割は、面接指導(スクーリング)と試験に協力することです。
高等学校通信教育規程第3条によると、
協力校は、実施校の設置者の定めるところにより実施校の行なう面接指導及び試験等に協力するものとする。
とされています。
協力校になれるのは、高等学校のみ
高等学校設置基準を満たした公立、私立の高等学校のみが通信制高校の協力校となれます。
民間の団体・施設では協力校にはなれません。
サポート校との違い
サポート校の主な役割として、添削課題のサポートがあります。
詳細:通信制高校のサポート校とは|メリットデメリットを解説
協力校ではスクーリングや試験が行われますが、添削課題のサポートは行われません。
私立、公立の通信制高校にかかわらず協力校の設置が可能
特に公立の通信制高校は、都市部にしかないことが多いですが、同県内に協力校を設置することで通信教育の役割を担っています。
私立のNHK学園高等学校では、北は北海道から南は沖縄まで、全国32ヶ所に協力校を設置しています。
まとめ
協力校を設置している通信制高校であれば、本校に通わずとも協力校に通う事でスクーリングやテストがこなせます。
気になる通信制高校があり、自宅からそこまで距離がある方は、協力校が設置されているかどうか確認してみて下さい。